2014年2月2日日曜日

いいよ、俺は走って帰るから

春節(旧正月)を家族と過ごすために、たくさんの中国人がそれぞれのふるさとに帰省する。
毎年たくさんの人が、切符を買うのに苦労する。

何年前か前に大ヒットした中国映画《人在囧途》は、実に面白い映画なのだけれど、内容はやはり、春節でふるさとに帰る珍道中だった。

飛行機に乗れたと思ったら、天候悪化のために引き返し、きゅんきゅんのすし詰めの列車で帰ることにしたが、その列車が止まってしまう。バスに乗り換えたらそのバスが崖に転落…。主人公であり監督の徐峥の姿がだんだんいい感じに汚れていくのが面白かった。

ウェイボーに、こんな記事があって、笑ってしまった。

再不疯狂就老了!大四学生跑步4天回家

(無茶ができるのは今のうち!大学四年生が4日間走って実家に帰る)

記事によると、湖北大学の学生が、実家のある大悟県までの160キロを走って帰ったとの由。一日40キロかあ、結構すごいね。

そのときの日記が公開されていて、読むと結構面白い。
で、“趁年轻疯狂一把”と、彼は言っていたそうだ。


趁年轻疯狂一把 chen nianqing fengkuang yiba


: 
機会を利用して~する。(例)“趁热吃!” 「熱いうちに食べて」

疯狂
クレイジーな様子を形容する。疯狂英语(Crazy English)という英語学校が流行していて、そこから広く使われ始めたように思う。英文を絶叫するように朗読するの。

一把
把はここでは量詞で、抽象的なものを数えている。ほとんどの場合、一を使うが、これは抽象的なものは数えようがないからだろう。

把は多くの場合、手で掴んだりできるものを数える量詞として使われる。たとえば“一把伞”(傘一本),“一把米”(一掴みの米)。あるいは取っ手がついているものとか、例:“一把菜刀”(一本の包丁),“一把椅子”(一つのいす)。

“疯狂一把”を、仮に“疯狂一下”としたら、ちょっと無茶やってみるという感じになるけれど、160キロも走るんだから、やはりとことんやるという語気になる“疯狂一把”と言っているわけだ。


だから、「若いときに、無茶なことをしてやろうと思って」という感じ。


本当は金がなかったのかもしれない。



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