いつ”的“を付け、いつ付けないのか

2014年7月21日月曜日

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中国語の“的”というのは、とりあえずは単純に日本語の「の」だと理解しておいて問題はない。
昔、TBSに「私的チャイナビ」という短い旅番組があった。読みは「わたしてきチャイナビ」とわざと読み、中国っぽさを出しているようだった。別に「してき」と読んだとしても意味は変わらない。しかしその微妙な違いがBig differenceを生む、かどうかは知らない。


でももちろん“的”の使い方はさまざまな場面で違うので注意が必要だ。


(1)「私の本」は“我的书”であり、(×)“我书”とは言えない。


(2)「私の姉」というときは“我的姐姐”でも、“我姐姐”でも良い。しかし、


(3)「紅ちゃんのお姉さん」は“小红的姐姐”であり、“小红姐姐”ではない。


(2)のように“的”をつけなくてもいい場合というのは、主語が代名詞(“我”“他”“他们”など)で、被修飾語が主語と関係のある人、または集団だ。もっと例を挙げると、“我们的学校”も“我们学校”も可能だし、“他们的工厂”でも“他们工厂”でも行ける。しかし“他们的椅子”は“他们的椅子”とは言えない。


(1)の被修飾語は“书”だから、“我”と“书”との間には、“的”が必要になる。

(3)の場合の主語は代名詞ではないので“的”をつけないと意味が変わってしまう。“小红姐姐”は紅という名前のお姉さんということになる。


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